今にして思えばアッという間の出来事だったコロナ禍という社会現象。有名コメディアン、麗しい女優の死も相まって瞬く間に「密になってはいけない、人との接触は出来るだけ避けねばならない、マスクは必然」という空気が広がりました。幸いゴルフ練習場は、密にならない、密室でなくほとんど屋外であるという認識の下、営業中止という裁定が下されずに済み営業を続ける事が出来ました。とは言え、人と人との接触機会を減らすための措置は講じなければなりません。お客様の為でもありますが、スタッフの身も守らなければならない。スタッフだってお客様との接触はあのころ怖かったのです。
最初に取り組んだのはフロント、カフェラウンジに仕切り版を設置したことでした。そして換気を良くするために正面入り口、バック入り口の風除室の内側ドアのガラスを網戸に変えました。次に取り組んだのが、全時間帯に於いてフロントでのチェックイン、チェックアウトを廃止するという措置でした。この導入にはずいぶん悩みました、オープン以来継続して来たメンバーシステムの廃止をしなければ成し得ない取り組みであったからです。
つづく